HOSE PROJECT: The other works

 

[ CASE 01 ]
2001.10.21 - 10.22 六本松住宅
[ CASE 02 ]
2001.10.30 - 11.05 博多アパートメント
[ CASE 03 ]
2001.11.03 - 11.06 九州産業大学

Special Thanks :
Junji NAGATOME, Yutaro NIKIand Nemu SAITOH

2001年10月から11月にかけて、HOSE PROJECTはいくつかの実験を行いました。福岡市中央区の住宅、博多区のマンション、そして大学のアトリエ。これらの展示はそれぞれ以後のホースプロジェクトの可能性を探るものでした。

[CASE 01 ] 六本松住宅
福岡市中央区の住宅の、キッチンから隣、およそ10畳のフローリング部屋を利用して作品を制作。 実験のポイントは2つ、1つ目はホースの固定方法。会場の上方からワイヤーを落としホースを宙吊りにする。雁ノ巣では枝に引っ掛け巻きつけ、中津江では幹から幹へと張り巡らしたのに対して、今回はホースのみが空中を走っているような設置方法を試みた。 2つ目は照明。作品の中心に照明を配置、ホースのシルエットが壁に映りこむように工夫、狭い空間における展示方法を模索した。

[CASE 02 ] 博多アパートメント
1995年から2001年まで使用していた住居兼スタジオ内での制作。玄関を抜け8畳のフローリング、6畳の和室を暗室とし、新しい実験を行なう。六本松同様天井からホースを宙吊りにし、中津江エキシビションサイトのように内部にBB弾を流す。しかし、今回は暗闇で発光する蓄光タイプのBB弾を使用する。室内照明を落とすと、暗闇の中に光の粒が浮遊した。

[CASE 03 ] 九州産業大学
九州産業大学では学園祭の一環として学内展示が行なわれた。
アトリエ内の空調ダクトに寄生して、パイプを絡めとるような構成で天井のエアコンに100mのホースを寄生した。1m×1mの床面積から壁際のダクトをつたい、天井付近で大きく枝葉を広げたようなビニールホースの花が咲いた。