HOSE PROJECT in Nakatsue Village

 

中津江アートウィーク 2001 "Onlyone and Friendship"

Performance :
2001.08.10 - 08.11 大分県中津江村 市ノ瀬地区
Exhibition :
2001.08.05 - 08.11 大分県中津江村 鯛生小学校跡地
Curation : Shinichi TAKANO / Tyler RUSSELL (CA)
Supported by : 中津江村

Collaborate with Makiko MOTOYAMA (JP)
Photo : Takefumi FUJIWARA
Movie : ―INDYS CAM― Tsuka
Sound : ―Cream of the Stone― MACHA, TAKAYAMA
Design : Yuji KITAGAWA
Special Thanks :
Nemu SAITOH, Maki TAKAHARA, Noriyo UEHARA,
Kohei UESAKA, Kazuhide ISHII

第2回となる今回のホースプロジェクトは、2001年8月5日から11日までの一週間、大分県日田郡中津江村市ノ瀬地区を中心として行なわれました。2つの会場を設け、旧鯛生小学校校内にエキシビジョンサイト、市ノ瀬地区の杉林にプロジェクトサイトをそれぞれ設置しました。

エキシビジョンサイトでは廃小学校にて、使用されなくなったテーブルを利用し会場内にインスタレーション作品を組み上げました。更に組み上げたイスとテーブルのインスタレーションに、175mのホースを絡め、内部に水を循環させ、オレンジ色のエアーガン用の弾(BB弾)を流しました。 水の中に循環するにオレンジ色の粒子は生命のイメージです。速く流れる粒、よどみ沈む粒、およそ3,000の粒子が、ポンプを経由し、長い循環を終えまた貯水層へと帰る、という機関をイメージ、制作しました。

一方の杉林、プロジェクトサイトでは250mのホースの内部で、透明な水が赤い液体へ変化してゆく過程を、パフォーマンスとして見せることにしました。
期間中8月5日を説明会、6日から9日に準備、10日・11日は午前・午後の2回のスケジュールでライブを行ないました。植林杉の垂直な風景に対して、たるみ、奥行き、ねじれや歪みを取り入れ、杉林全体にインスタレーションとして寄生しました。前回のドームとは違って、閉鎖された空間ではなく、風景の中にしっかりとした額縁が必要となったため、曲線を基調とした小道を林の中に作りました。杉のオガクズを利用し雑草部分とのコントラストを強調し、更にホースのイメージとの相互効果を狙いました。

 


Video documentation
(color / 30'00" / Japanese / no subtitle / 2001)